【誰でも簡単】ランディングページのコンバージョン率をアップさせる5つのポイント

2020.02.29
最終更新日 2020.03.02
【誰でも簡単】ランディングページのコンバージョン率をアップさせる5つのポイント
この記事で分かること
  • 簡単にできるランディングページの改善方法がわかる
  • スマートフォンページが特に重要であることがわかる
  • 競合他社のコンバージョン率に特に意味がないことがわかる

広告の獲得単価が年々上がってきている
ランディングページをリニューアルしたらコンバージョン率が悪化してしまった
広告を始めてみたけれど全然コンバージョンを獲得できない

このような事情からランディングページのコンバージョン率改善に興味がある方は多いと思います。

ただ、「ランディングページ 改善」などで検索してみると情報量が多すぎてなにから手をつければいいのかわからなくなりますよね。

そこでこのページではランディングページのコンバージョン率をアップさせる5つのポイントをご紹介したいと思います。

ランディングページのコンバージョン率をアップさせる方法について

リスティング広告やFacebook広告などの運用型広告は年々競合性が増していることで1クリックあたりのクリック単価も上昇しており、この先もクリック単価が劇的に低くなる可能性も低いです。そのため獲得単価を改善するためにいかにランディングページのコンバージョン率を引き上げていくはとても重要になっています。

ただ、GoogleやYahoo!でランディングページのコンバージョン率改善に関するキーワードで検索すると、以下のような改善手法が紹介されていることが多く、すぐには手が付けられないと悩まれている方も多いのではないでしょうか。

一般的なコンバージョン率の改善方法
■権威付けとして、「業界シェア」・「販売数」・「継続率(満足率)」などを王冠のデザインでPRする

■第三者からの評価として、BtoCであれば『お客様の声』、BtoBであれば『大手企業の導入事例』を載せる

■競合他社とのわかりやすい比較表(料金や機能)を載せる

■全額保証や返品保証などの保証制度を載せる

これらはどれもコンバージョン率を引き上げる強力なコンテンツなので、いずれ必ず対策したほうがいいものとなりますが、すぐに準備できるものではありませんので対策するにしても時間がかかります。

そのため、誰でも簡単にコンバージョン率をアップできるように、特に準備するものがなくて、かつ効果が出やすいものを厳選しましたのでみていきましょう。

・スマートフォンページ
・ファーストビュー
・コンバージョンボタン
・LP内の外部リンク
・入力フォーム

スマートフォンページ

まずはスマートフォンページについてですが、このページでご紹介する5つのポイントのなかでもこれが最も重要で、コンバージョン率に与える影響が高いといえます。

ひと言でいってしまうと、『広告で集客しているスマートフォンページは見やすくてわかりやすいかどうか?』ということです。

『いやいや、うちのページはレスポンシブ仕様だし、スマートフォン向けにもしっかりと対策しているよ。 』

といった言葉が返ってきそうですが、レスポンシブ仕様だからといって、スマートフォン端末でみたときに見やすくてわかりやすいとは限りません。実際に、レスポンシブ仕様のページでもスマートフォン端末で見てみると、情報量が多過ぎてわかりにくいページは数多くあります。

スマートフォンユーザーのユーザー心理を正しく理解しているWEBデザイナーがそこまで多くないこともあるのですが、一番の問題はランディングページ制作の際に企業の担当者がPCページの見え方ばかり気にして、スマートフォンページのチェックに多くの時間をとらないためです。

Googleアナリティクスを見て頂ければわかると思いますが、おそらく広告で集客しているページのデバイス別の流入は7割以上がスマートフォンだと思います。業種によっては8割を超えているケースも珍しくありません。

そのため、コンバージョンへの影響が大きいのはスマートフォンになりますので、この機会にスマートフォンページを見直してみましょう。チェックポイントはこちらになります。何度もランディングページを見てしまっていて客観的に判断できなくなってしまっている場合には、知人や友人など利害関係のない人から客観的な印象を聞いてみるのも有効です。

スマートフォンページのチェックポイント
□ファーストビューはわかりやすいか?
□コンテンツはテキストばかりになっていないか?情報が整理されていてわかりやすいか?
□スマートフォンでも入力フォームは入力しやすいか?
□ページの読み込みに時間はかかっていないか?1秒程度で表示がされるか?

客観的にみていくつか問題点や気になる点をピックアップできたら、制作会社に相談して修正してもらいましょう。

ファーストビュー

スマートフォンページでもファーストビューに触れていますが、コンバージョンを獲得する上でファーストビューの見せ方は大切です。

よくある失敗例は、企業側が伝えたいことが多すぎてファーストビュー内に情報が詰め込まれすぎているケースです。ユーザーはサイトに訪問して1秒で自分にとって必要なサイトかどうかを判断しますので、1秒以内に有益なサイトだと思ってもらう必要があります。そのため、ファーストビュー内に載せる情報は厳選して、必ず伝えたいことだけに絞るようにしてください。

また、キャッチコピーがありきたりな文章になっている場合には注意が必要です。広告で集客しているということは、『こういう悩みを抱えている人たちからの問い合わせが欲しい』といったコアとなるターゲット層を設定していると思いますので、そういった人たちがとても魅力に感じるようなコピーにしましょう。

できれば複数のキャッチコピーを用意して検証した上で、最もパフォーマンスが高いコピーを1つに絞ることが理想です。このテストが大変のように感じる方もいると思いますが、簡単な検証方法としてはテキスト広告やバナー広告で異なるコピー案をABテストしてみるという方法があります

このやり方であれば比較的に短期間でデータが溜まりますので、クリック率・コンバージョン率の双方から最もパフォーマンスが高いコピーをLPのキャッチコピーに反映しましょう。

それと、細かいことではありますがファーストビュー内にコンバージョンボタンが設置されているかどうかも大切です。ファーストビュー内にコンバージョンボタンがあるだけでコンバージョン率は上がりますので、もしコンバージョンボタンがスクロールしないと表示されない場合には、ファーストビュー内に設置するように対策しましょう。

ファーストビューのチェックポイント
□ファーストビュー内の情報量が多くなっていないか?伝えたいことを厳選できているか?
□キャッチコピーはテストしたか?
□ファーストビュー内にコンバージョンボタンは設置しているか?

コンバージョンボタン

コンバージョンボタンを、CTAボタンやレスポンスデバイスと呼ぶことがありますがここではコンバージョンボタンで呼び方を統一しています。

コンバージョンボタンとは、資料請求フォームや見積りフォームに誘導するためのボタンとなります。

ランディングページにはこのコンバージョンボタンが設置されていますが、クリックしてもらうための工夫がされているページはそこまで多くありません。その理由は、WEBデザイナーはデザインのプロではありますが集客のプロではないからです。

本来、問い合わせを獲得するためにはランディングページのなかでコンバージョンボタンは目立たせるための工夫をしないといけないのですが、コンバージョンボタンをデザインに馴染ませてしまっているページが多いのはこのためです。

興味を持ってもらった一人でも多くの方にコンバージョンボタンをクリックしてもらうためには、クリックをしてもらうための工夫を施す必要があります。チェックリストとしてまとめましたので参考にしてみて下さい。

コンバージョンボタンのチェックポイント
□コンバージョンボタンのサイズは『大きくてわかりやすい』か?
□コンバージョンボタンが『立体的』になっているか?
□コンバージョンボタンで『ベネフィット』や『メリット』を伝えられているか?
□コンバージョンボタンで見積りや資料請求が『無料』であることを示せているか?
□コンバージョンボタンにスクロールしたときに『動き』をつけているか?

LP内の外部リンク

LP内の外部リンクにも触れておきたいと思います。集客用のランディングページでは『外部リンクを極力減らす』ことは鉄則となります。それはなぜでしょうか?

それは、外部ページへ誘導してしまうと、大半のユーザーはそのままサイトから離脱してしまうためです。そのためランディングページに集客したユーザーをできるだけ入力フォームへ誘導するためにはページ内の外部リンクを極力減らすことが重要となるのです。

ですが、ランディングページのヘッダーのロゴにTOPページへのリンクを設定してしまっていたり、フッダーに会社概要などのテキストリンクを設置してしまっているページは多くあります。

もしあなたの会社のランディングページに外部リンクを設定してしまっている場合には、外部リンクを削除するよう対策することをおすすめします。

ただし、サービスに興味を持ってくれたユーザーの中で『会社概要を詳しく知りたい』と思う方は一定数いますので、このような場合も想定してランディングページの最下部に『会社概要』のコンテンツを載せてしまいましょう。こうすることで、会社概要ページに流れてしまってそのままサイトから離脱されてしまうことを防ぐことができます。

LP内の外部リンクに関するチェックポイント
□ヘッダーのロゴにTOPページへのリンクを設定してしまっていないか?
□フッダーに会社概要などのテキストリンクを設置してしまっていないか?
□ヘッダー、フッダーに関わらず外部ページへのリンクを設置していないか?

入力フォーム

最後に『入力フォーム』の改善ポイントもご紹介したいと思います。

「フォーム改善」などで検索いただければ様々なコツやテクニックに関する情報を得ることができますが、ここではコンバージョン率への影響が大きい4つのポイントをご紹介します。入力フォームの施策を過去に対策したことがない場合には、この4つのポイントを対策することをおすすめします。

まず、入力フォーム内の項目数についてですが、入力項目数を極力減らすことを検討してください。それはなぜでしょうか?

コーポレートサイトの問い合わせフォームとは異なり、集客用のランディングページに使用している入力フォームは反響を獲得することが目的だと思います。ただし、入力フォームというものは、項目数が多ければ多いほど離脱数が多くなってしまいます。

そのため、集客用のランディングページに使用している入力フォームでは、営業活動に必要となる必要最低限の項目数まで減らすことが大切となります。項目数を減らすことが、この4つのなかでも最もコンバージョン率アップに繋がりますので、まずはここを検討してみてください。営業活動に必要のない項目までフォームに組み込んでしまっていた会社では、半分以下まで項目数を減らすことを検討できるはずです。

また、フォームに入力するといった行為はこちらが思っている以上に心理的な負担が大きい作業になります。そのためその心理的負担を少しでも軽減するために、テキストボックスのなかには「入力例」を表示させることや、必須項目と任意項目にはラベルなどで一目みて判断できるようになっていることが大切となります。

このチェックボックスに載せているものは一つ一つが大切なことです。対策することでコンバージョン率を改善できるものとなりますので、まだ対策できていないものは是非対策してみることをおすすめします。

入力フォームのチェックポイント
□フォーム内の『項目数』は必要最低限の数まで絞り込めているか?
□入力が必要な項目(氏名・住所など)に『入力例』を表示させているか?
□必須項目と任意項目で『ラベル表示』などで一目見てわかるようになっているか?
□『送信ボタン』は大きくて目立っているか?小さくなっていないか?

まとめ

ランディングページのコンバージョン率をアップさせるためには時間やお金をかけないといけないのではないか?と思っている方も多いと思いますが、このページではできるだけ簡単にできて、かつコンバージョン率への影響度が高いものを厳選してご紹介させて頂きました。

また、コンバージョン率の改善を検討する際に、世間一般のコンバージョン率や競合他社のコンバージョン率を知りたがる人がいますが、自社以外のコンバージョン率は参考にはなりませんので気にしなくても大丈夫です。

なぜなら会社によってランディングページのコンバージョン率は全く異なるからです。たとえば以下のようなケースの場合、コンバージョン率は大きく異なります。

・テレビCMを放映している会社と、そうでない会社
・顕在層に絞って広告配信している会社と、潜在層にも広告配信している会社
・広告費のほとんどが指名検索で使われてしまっている会社と、そうでない会社 など

そのため他社のコンバージョン率を知ったからといって指標にすることはできませんので、現在の自社のコンバージョン率を軸に、目標値を定めてそのための具体的な施策に落とし込んでいくことが大切となります。

弊社ではランディングページの改善に関するご相談も承っていますので、お悩みがありましたらお気軽にご相談ください。少しでも参考になれば幸いです。

広告運用のことやWEBサイトの
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お悩みがある方は
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プラスワンは無理な営業は一切いたしません。
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