【ちょっと待った!】入札単価を上げる前にやるべき事とは?その品質スコアで大丈夫?

2020.03.20
最終更新日 2020.03.23
【ちょっと待った!】入札単価を上げる前にやるべき事とは?その品質スコアで大丈夫?
この記事で分かること
  • 入札単価を上げることの注意点がわかる
  • 品質スコアの重要性や上げることのメリットがわかる
  • 品質スコアを上げるために最低限すべきことがわかる

今のクリック単価だと全然コストの消化が進まない…

であったり

年々クリック単価が上がってきていて、少し前の入札単価だと広告が表示されなくなってしまった…

等の理由から入札単価の大幅な引き上げを考えている方もいるのではないでしょうか。

ただし今のアカウント設定のまま入札単価を上げても、あまり期待している効果は出ないかもしれません。

そこでこのページでは入札単価を上げる前にやるべき事として、品質スコアの重要性や品質スコアを改善するためのポイントをご紹介します。

入札単価を上げることの注意点

1日あたりの広告予算を使い切るために、無理に入札単価を引き上げる人もいますがこのようなやり方はあまりいい手ではありません。

なぜかというと、たしかに入札単価を上げることで広告の表示回数が増えますのでクリック数も増えてコスト消化が進みますが、クリック単価も上がってしまいますので、広告予算内で集められるはずのクリック数がクリック単価が上がることで少なくなってしまうからです。

それでは、今のクリック単価をできるだけ維持しながらクリック数を増やすためにはどうすればいいのでしょうか?

それは品質スコアを改善するというやり方です。Google広告もYahoo!広告もキーワード単位で1~10までのスコアが付けられていますが、スコアを改善することで今の入札単価のまま表示回数を増やすことができるのです。
※Yahoo!広告の名称は『品質インデックス』

すべてのキーワードを対象に品質スコアを改善することは現実的ではありませんが、コンバージョン数の多いキーワードや集客させたいキーワードなどのいわゆる『注力キーワード』は、品質スコアを理想は8以上、最低でも6以上まで改善することをおすすめします。

品質スコアを上げることのメリットはたくさんありますので、続いてメリットをみていきましょう。

品質スコアを上げることのメリットってなに?

それでは品質スコアを上げることでどのようなメリットがあるのでしょうか。

品質スコアが高いことのメリット
・広告の表示回数が多くなる
・クリック単価が低くなる
・広告の掲載順位が高くなる
・広告表示オプションが表示されやすくなる

つまり、品質スコアが高いほど費用を抑えられて、広告の掲載順位が高くなります

品質スコアを上げることでこのようなメリットがありますので、当然高いほうがいいですよね。

もしアカウント内の注力キーワードの品質スコアが3以下の場合には、早急に改善したほうがいいといえるでしょう。

品質スコアを上げるための最低限すべき3つのこと

品質スコアの改善方法はいろいろとありますが、数ある手法のなかでも最低限必ず押さえたほうがいいものを3つご紹介します。この3つを実施いただければ、品質スコアを最低でも6以上は目指すことができます。

もしいま品質スコアが3以下の場合には、システム上で『キーワードと広告の関連性がない』と判断されていますので、①を対策頂くだけでも確実に品質スコアは上がります。

最低限すべき3つのこと
①広告文の「タイトル」と「説明文」に対策キーワードを含める
②広告グループ構成の見直しの実施
③広告表示オプションを設定する

詳しく見ていきましょう。

①広告文の「タイトル」と「説明文」に対策キーワードを含める

広告文(タイトル・説明文)に対策キーワードが含まれていないと、品質スコアは低くなります。そのため、広告文(タイトル・説明文)に対策キーワードを含めるように修正しましょう。

ここでのポイントは、「タイトル」と「説明文」両方に対策キーワードを含めることです。どちらか一方ではなく、必ず両方に含めるようにしましょう。

スポーツジムの場合
注力キーワードが「スポーツジム 渋谷」の場合

24時間使い放題のスポーツジム | ○○ジム(ブランド名)
入会キャンペーン実施中!1カ月○○円で、全国の店舗も使い放題


広告文内に「渋谷」が含まれていないことで、品質スコアが低い。



渋谷駅徒歩5分のスポーツジム | ○○ジム(ブランド名)
只今、渋谷店で入会キャンペーン実施中!1カ月○○円で、全国の店舗も使い放題


「タイトル」と「説明文」両方に対策キーワードを含めることで、品質スコアの改善が期待できます。

②広告グループ構成の見直しの実施

一つの広告グループのなかで様々なキーワードを管理している場合には①の対応に困ったのではないでしょうか?

それはつまり、その広告グループでユーザーに訴求したい広告文やユーザーを誘導したいランディングページとは関係のないキーワードを広告グループのなかに登録してしまっていることを意味します。

そのためこのタイミングで広告グループ構成の見直しを検討しましょう。

例えば、『都内の新築マンションの販売』に関する広告文やランディングページを設定しているのに、その広告グループのなかに「戸建て」や「アパート」のキーワードがあったらおかしいですよね。

品質スコアは以下の要素の関連性の高さも指標となっていますので、これら3つの関連性をいかに高めていくかが大切となります。

・キーワード
・広告文(タイトル・説明文)
・ランディングページ

軸となるキーワードごとに広告グループを分けて管理し、キーワードに対応した広告文とランディングページを登録してみましょう。これによって品質スコアの改善が期待できます。

③広告表示オプションを設定する

広告表示オプションを登録することは品質スコアに直接的な影響はありませんが、広告表示オプションを登録することで広告ランクが上がりますのでより上位に広告を表示させやすくなります。

また、広告表示オプションを登録することでキーワードのクリック率が上がりますので、品質スコアへの影響も全くゼロではないと筆者は考えています。

いずれにしろクリック率を上げてクリック数を増やすためには、広告表示オプションの対策は必須となりますので、まだ登録が済んでいない方は是非この機会に設定しましょう。

広告表示オプションも種類がたくさんありますが、以下の3つは必ず設定することをおすすめします。

サイトリンク表示オプション

サイトリンク表示オプションを設定することで、広告に設定するリンク先ページとは別に、個別に8個までリンクを表示できる機能です。
※Yahoo!広告の名称は『クイックリンクオプション』

多くのユーザーが求めているページに直接誘導できることできます。たとえば求人サイトの場合は、サイトリンクを以下のように設定することで各特集ページに直接ユーザーを誘導できます。

求人サイトの場合
・職種から探す
・勤務地から探す
・未経験歓迎から探す
・新着求人をみる

コールアウト表示オプション

コールアウト表示オプションを設定することで、広告文の下にサービスのPRポイントを最大10個まで表示させることができる機能です。
※Yahoo!広告の名称は『テキスト補足オプション』

ユーザーはこれによって、サービスに関する詳しい情報を確認できるようになります。たとえば自動車買取サイトの場合は、コールアウトを以下のように設定することでサイトのPRポイントを訴求できます。

自動車買取サイトの場合
・即日スピード買取
・お客様満足度 No.1
・電話でも無料で査定
・中古車販売台数日本一
・最大○○社へ一括査定
・利用実績○○万人突破

構造化スニペット表示オプション

構造化スニペット表示オプションを設定することで、広告文の下にサービスの特性や種類を伝えることできるようになります。
※Yahoo!広告の名称は『カテゴリ補足オプション』

たとえば不動産サイトの場合は、構造化スニペットを以下のように設定することで対応している物件のタイプを伝えることができます。

不動産サイトの場合
タイプ
・新築マンション
・新築戸建て
・注文住宅
・分譲戸建て
・賃貸マンション
・賃貸アパート

まとめ

もっとクリックを増やしたい
もっとコストを消化したい

こんなときについつい入札単価を引き上げてしまいますが、入札単価を引き上げることでクリックを増やすことは簡単にできますが、クリック単価も上がってしまいますのであまり賢いやり方とはいえません。

特に、注力キーワードの品質スコアが3以下の場合には機会損失が生じている可能性も高くなりますので、入札単価を引き上げる前にまずは品質スコアの改善を図ることをおすすめします。

品質スコアを改善した上で入札単価を引き上げることで、品質スコアが低い状態と比べてより多くのクリックを集めることできます。是非参考にしていただければ幸いです。

広告運用のことやWEBサイトの
売上・集客で
お悩みがある方は
お気軽にご相談ください。

プラスワンは無理な営業は一切いたしません。
現在のご状況をお聞きした上で、客観点にアドバイスや改善策をご提案いたしますので、
仮にご契約いただかなくても今後の事業活動にお役立てください。

業務委託先の選定の際には、いくつかの会社の話は聞いてみたほうがいいといえます。
プラスワンではレポートを拝見した上で無料診断もさせていただきますので、
候補の一つとして是非プラスワンの話を聞いてみて、他社様との違いを比較してみください。

ページのトップへ