【絶対に失敗したくない】リスティング広告の代理店選びの7つのポイント
- 代理店選びが重要な理由がわかる
- 失敗しないための代理店選びの判断基準がわかる
- どのような代理店を避けるべきかがわかる
リスティング広告で確実に成果を上げるためには代理店選びはとても大切です。どの代理店を選ぶかによってリスティング広告の成果が分かれるといっても過言ではないでしょう。
また、代理店のなかには経験豊富なエース級の広告担当もいれば、新卒や中途採用で運用未経験のまま配属された広告担当もいますので、だれに案件を担当してもらえるかどうかによっても成果が分かれてしまいます。
企業様にとって貴重な広告予算となりますので、リスティング広告を対策するからには絶対に失敗したくないという思いが強いかと思います。
そこでこのページでは代理店選びで絶対に失敗したくないという方に向けて、代理店を見極める7つのポイントをご紹介します。
代理店選びが重要な理由とは?
リスティング広告の運用を担当する代理店によって、リスティング広告で得られる成果は全く異なります。
これはどういうことかというと、たとえばリスティング広告を用いて1件の反響を獲得するのに5万円も広告費がかかってしまう代理店もあれば、1万円以下で反響を獲得できる代理店もあります。一方、数十万円の広告費をかけても1件も反響を獲得できない代理店もあるんですね。
リスティング広告の運用力が高い代理店であれば多くの成果を生むことができますし、逆に運用力が低い代理店では期待している成果を上げてくれる可能性は低くなります。
おそらく中小の企業様では『売上』のために、大手の企業様では『通期の目標の達成』のためにリスティング広告を検討していると思いますので、せっかく代理店を利用するのであればやはり運用力が高い代理店に任せたほうがいいといえます。
それでは代理店選びで失敗しないためにはどのような基準で代理店を選ぶべきなのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。
リスティング広告の代理店選びの7つのポイント
①対応窓口が『運用担当者』であるかどうか
結論として、運用担当者自身が窓口も担当してくれる代理店をおすすめします。
リスティング広告で成果を出すためには、運用担当者との日常的なコミュニケーションは必要不可欠となりますし、リスティング広告を熟知している人間と直接会話ができないとなるとわざわざ手数料を支払ってまで代理店に委託している意味がなくなってしまいます。
代理店によっては営業担当と運用担当に分かれていて、窓口を営業担当が担当するケースがありますが、窓口が分かれてしまうと意思疎通が図りづらくなりますのでおすすめできません。
また、うちは大手代理店に任せているから関係ないと思っている方も要注意。大手代理店であっても営業が運用を兼務しているケースは意外と多いです。数千万単位の大規模案件となると話は別ですが、そうでない限り運用担当と直接コミュニケーションがとれない場合には、営業担当が運用も行っていると考えていいといえます。注意してください。
②コミュニケーションの頻度はどれくらいか
仮に運用担当者が窓口に立ってくれたとしても、普段からコミュニケーションがとれないのであれば意味がありませんよね。
ただ、月に1回しか代理店側から連絡してこないなんてことも実際にあります。そしてこの1回も結果の報告だけで、広告配信における課題や今後の改善施策は一切触れられていないなんてことも残念ながらあるんです。
この「コミュニケーションの頻度はどれくらいか」は代理店にとっても回答が難しい質問の一つだといえます。だからこそ曖昧な回答をしてくる代理店は気を付けたほうがいいでしょう。
また、ChatworkやSlackなどのチャットツールを利用してリアルタイムでコミュニケーションがとれる体制をとっています。
このように広告運用者とどのような頻度でコミュニケーションがとれるのかは判断基準の一つにすることをおすすめします。
③代行手数料が安すぎないか?
特に中小の企業様に多いように感じますが、代行手数料の安さを重視して代理店を選ぶ傾向が強いようです。
代行手数料の一般的な相場は広告費の20%となりますが、最近ではフリーランスや格安の代理店が増えているからか、5%から10%で案件を請けているところも多くなっているようです。
ただし代行手数料が安いということは、その分運用担当が抱えている案件数が多いということを覚悟する必要があります。これはどういうことかというと、代行手数料が安いほど自社の案件に割いてもらえる時間が少ないということです。
それでも構わないからできるだけ費用を安く抑えたいという場合にはそれでもいいと思いますが、リスティング広告に成果を求める場合には手数料の安さではなく、運用力やサポート体制で判断したほうがいいといえるでしょう。
④アカウントの開示は可能かどうか
『広告アカウントの開示はできません』という代理店がありますが、このような代理店は避けたほうがいいといえます。
このような代理店では「開示できない規則になっている」「ノウハウの流出となってしまうため」などの理由をあげてアカウントの開示を拒みますが、本来は代行手数料を支払っているのですから広告主側もアカウントをみる権利はあるはずです。
そのため拒む理由が広告主側で納得できる理由でない限りは、アカウントを開示できない代理店は信用できないといえるでしょう。なにかアカウントを開示できない代理店側にとって不利な理由(アカウントを調整していないことをバレたくない・実質消化額と請求額が異なるからなど)がある可能性が高いです。
ただし、アカウントの開示は当然代理店側にとってもリスクはありますので、代行手数料や契約期間などを条件に交渉される可能性はあります。代理店側にとってのリスクとは、アカウント構成やターゲティング設定をそのまま流用して自社のインハウス運用へ切り替えられてしまうことなどです。このような条件面の交渉もないまま、一方的に開示はできないと突き返してくる代理店は正直危険です。
また、リスティング広告のノウハウを自社で溜めていくという意味では、広告主側で自社アカウントを作った上で代理店に運用をお願いすることが最も理想だといえます。自社アカウントの広告運用を請けてくれる代理店は決して多くはありませんが、弊社では広告主アカウントの広告運用に対応しています。お気軽にご相談ください。
⑤業界の運用実績はあるかどうか
業界の実績の有無も大切です。自社製品・サービスの業界の運用経験が豊富なほうが、リスティング広告で成果を上げられる可能性は当然高くなります。
リスティング広告の運用力が高い人間であれば、コンバージョンを獲得するためのロジックを身に付けていますので、たとえ未経験の業界であってもある程度の結果は出せますが、業界の実績があるに越したことはないといえるでしょう。
また、大切なことは代理店として実績があるかどうかではなく、運用担当者自身にその業界の運用実績があるかどうかとなります。会社として実績はあっても、担当自身が未経験ではあまり意味がないため注意しましょう。
⑥対面の打ち合わせがあるかどうか
毎月メールでレポートが送られてくるだけで、打ち合わせが何もない。意外とこんな代理店が多いのも事実です。
リスティング広告の成果を高めていくためには検証と改善は必須ですので、改善に関する提案がなにもない代理店を信頼して任せることは難しいですよね。
広告主と代理店のあいだの信頼関係をより強固なものにしていくためには、やはり対面での打ち合わせの機会はとても大切です。
そのため毎月打ち合わせをしてくれるのかどうかもしっかりと確認しましょう。弊社では当然毎月打ち合わせを実施いたします。
⑦契約期間は適切かどうか
通常、代理店とのリスティング広告の契約期間は3ヵ月~6ヵ月が一般的です。そして解約の意思表示がない限りは契約期間が自動的に延長されていくといった流れとなります。
ただし、なかには最低契約期間が1年間の代理店もあります。よっぽど運用力が高くて実績のある代理店でない限りは、契約期間が1年間というのは相当リスクが高いです。仮にリスティング広告で成果が出なくても1年間は解約できなくなりますし、また途中解約する場合はなんらかの違約金が発生する可能性もありますので、契約期間が1年間の代理店と契約するかどうかは慎重に判断してください。
個人的には最低契約期間が3ヵ月の代理店がおすすめです。
理由としては、3カ月のあいだにリスティング広告のCPAを改善できなかったのに、それ以降にCPAが劇的に改善できる可能性は低いためです。リスティング広告の特性上、検証と改善を繰り返すことで3カ月以内にCPAは改善できるはずなので、3ヵ月経っても改善できていないということは製品・サービスと代理店との相性が良くないといえるでしょう。
まとめ
代理店選びで失敗しないための7つのポイントを説明してきましたがいかがでしょうか。
リスティング広告は非常に属人性の高いサービスです。なので誰が運用を担当するかによって得られる成果は全く違います。
そのため代理店選びにおいて、どの代理店に委託するかというよりかは、その代理店の「誰が」担当してくれるのかがとても大切となります。
代理店のネームバリューで選ぶ人、手数料の安さで選ぶ人、営業や運用担当の人柄で選ぶ人など代理店を選ぶ指標はそれぞれだと思いますが、少しでも参考になる点があれば嬉しく思います。