【その代理店で大丈夫?】広告アカウントの閲覧権限はもらえていますか?

2020.04.30
最終更新日 2020.04.30
【その代理店で大丈夫?】広告アカウントの閲覧権限はもらえていますか?
この記事で分かること
  • 閲覧権限をもらうことの重要性がわかる
  • 閲覧権限をもらうことのメリットがわかる
  • 閲覧権限を渡さない代理店の特徴がわかる

今回のテーマは、『広告アカウントの閲覧権限の付与』についてです。

みなさんは今の代理店からリスティング広告の広告アカウントへの閲覧権限は付与されていますか?

付与はされていないけれど代理店と信頼関係が構築できており、不満が一切ないのであれば問題はありませんが、KPIが大幅な未達であったり、具体的な日々の調整内容の説明がない場合には注意が必要だといえます。広告アカウントが放置されてしまっていて、適切な広告運用がされていない可能性があるためです。

また、これから代理店の選定をされる方は、是非広告主に対して広告アカウントの閲覧権限を付与する代理店を選ぶことをおすすめします。それはなぜでしょうか?

このページでは、代理店選びのなかでも特に重要となる閲覧権限の付与の重要性についてご紹介したいと思います。

代理店選びにおいて『広告アカウントへの閲覧権限の付与』は必須

結論から申し上げると広告代理店を選ぶ上での基準として、代理店から広告アカウントへの閲覧権限を付与してもらうことができるという条件は必須だといえます。それはなぜか。

理由は色々とあるのですが、大きくは以下の2点について広告主側で日々の運用状況を把握できるようになるためです。

閲覧権限をもらうことの主なメリット
・広告主側で管理画面の「操作履歴」を閲覧できるので、代理店が日々どんなことをしているのかを把握できるようになる
・キャンペーンやキーワードごとの消化コストを閲覧できるので、なにに広告費が使用されているのかがリアルタイムで把握できるようになる

また、数年前に国内最大手の代理店で不正請求が問題になりましたが、広告アカウントを閲覧できる状態であれば実質消化金額が把握できるので不正請求のリスクも100%なくなります。

ただ、以下の理由により権限をもらってもよくわからないといった声もあると思いますが、いつでも広告アカウントにアクセスできるという状態なので、代理店に対して『しっかり運用してね』というプレッシャーを与えることにも繋がります。代理店側からしても雑な広告運用はできなくなりますので、日頃から広告アカウントにアクセスするかどうかは別として、閲覧権限は受け取ったほうがいいといえるでしょう。

・リスティング広告のことはよくわからないし、権限をもらっても管理画面の見方がよくわからない
・広告以外の業務が多く、広告の管理画面をゆっくり見ている時間がない

これはあくまで筆者の個人的な見解ですが、運用力が高い代理店ほど広告主に閲覧権限を付与しているケースが多いように感じます。このような代理店は日々適切な広告運用をしているので、広告主に対して自信をもって権限を付与できるのだと思います。

一方で運用力が低かったり、運用が雑な代理店ほど権限の付与を拒むケースが多いです。それではなぜこのような代理店は広告主に閲覧権限を付与したがらないのでしょうか?

なぜ、今の代理店は閲覧権限を付与できないのか?

ほとんどの代理店は「そういう社内の決まりだから」の一点張りで閲覧権限を付与してくれませんが、そういった代理店の多くは『丁寧な広告運用ができていないから見られたくない』が本音だろうと思います。

先程、広告アカウントにアクセスできることで管理画面から「操作履歴」を閲覧できるとお伝えしましたが、操作履歴が見れてしまうことで代理店が日々何をしているのかが広告主側でわかるようになってしまいます。

そのため、ほとんど何もしていないことがバレてしまうので、閲覧権限は付与できないといった対応になってしまうのだといえます。

また、営業担当が実は広告運用も兼務していたり、広告運用者が数十の案件を担当していることで、多くの広告アカウントが放置されてしまっていてほとんどなにも運用がされていないことも珍しくありません。

リスティング広告の広告代理店でよくあること
・営業担当が(実際は)運用も兼務している
・一人の運用担当者が数十の案件を担当している
・少額予算の案件は新人が担当する

当然、閲覧権限を付与しない代理店のなかにも運用力が高い代理店はあります。ただ、成果が悪いにも関わらず頑なに広告アカウントの開示を拒むような代理店であれば、代理店の変更を検討したほうがいいかもしれません。

『大手代理店だから安心』は危険かも

先程、広告代理店の実態について触れましたがこれは大手代理店であっても例外ではありません。

大手代理店であっても営業担当が運用を兼務しているところはありますし、大手だからこそ案件数が多すぎるが故に放置されている広告アカウントもあります。

実際に広告アカウントが適切な運用がされないまま、いわゆる「ぶん回し配信」(広告費を消化するためだけの雑な広告配信)をされてしまって、KPIの大幅未達によって悩んでいる広告主を数多くみてきました。

また、大手代理店ほど広告主に対して閲覧権限を渡さない傾向が強いです。そのため『大手代理店だから安心』という先入観だけで代理店を選んでしまうのは危険だといえるでしょう。

まとめ

広告主に広告アカウントの閲覧権限を付与するといった行為は、代理店からしてみたらデメリットはあってもメリットは正直ありません。そのなかでわざわざ閲覧権限を付与するというのは、運用に自信があり、丁寧な運用を心掛けている自負があるからできる行為だといえます。

リスティング広告の知識がないと、どうしても実績が豊富で信頼ができそうな大手の代理店を選んでしまいたくなる気持ちはわかります。ただ、運用力が高く、丁寧な広告運用をしてくれる代理店に任せたい場合には、一つの判断基準として『広告アカウントへの閲覧権限を付与してくれるかどうか』を確認してみることによって代理店選びで失敗するリスクを軽減することができます。少しでも参考になれば幸いです。

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