リスティング広告の代理店を安さだけで選ぶのが危険な理由とは?
- 手数料が低い代理店の特徴がわかる
- 手数料が安い理由がわかる
- 成果を出すための代理店の選び方がわかる
リスティング広告の代理店を選ぶ際に、『代行手数料の安さ』を重要視しているかたもいるのではないでしょうか?
実際に弊社にも、「手数料を10%でやってもらえますか?」「ほかの会社から5%で提案を受けているのですが、貴社はいくらですか?」といったお話しを頂くことがあるのですが、弊社では一切手数料のディスカウントはしていないため、値引き前提の場合はお断りさせて頂くことがあります。
代理店を選ぶ上で、代行手数料が安い会社を選ぶのはおすすめできません。それはなぜでしょうか?
そこでこのページでは、代行手数料が安い代理店がおすすめできない理由や、代理店選びで失敗しないための大切なポイントをご紹介したいと思います。
運用代行手数料の相場っていくら?
それではまずはリスティング広告の運用代行手数料の相場からみていきましょう。
一般的な相場は『20%』です。そのため広告予算が100万円の場合は、20万円が運用代行手数料としてかかります。広告代理店は20%の手数料を得る代わりに、以下のサービスを広告主に提供しています。
アカウント内の各種設定業務
キーワード・広告文の入稿業務
入札単価の調整業務
レポーティング業務 など
特にリスティング広告は運用型の広告ですので、日々の調整業務が発生します。例えば月々の目標獲得数が定められている場合に、現状の数値が目標を割ってしまっている際には数値分析や改善施策の立案、実施などKPIを達成するためには多くの工数が発生します。
これらの作業を広告運用のプロである代理店に任せる代わりに、広告主は手数料を支払うことになります。
なぜ手数料が安い代理店を選ばないほうがいいのか?
手数料が安い代理店がすべてそうだとはいいませんが、多くの代理店がなんらかのサービスを削いでいることで手数料を安く抑えているためです。
主な特徴を以下にまとめていますが、ひと言でいってしまうと成果を出すための十分な広告運用が行われていないことが多いです。
・定例の報告会や代理店からの改善提案はない
・運用担当者と直接会話ができない(営業やサポートチームが窓口になる)
手数料が安いということは、代理店側が一つの案件に割けられる人件費や工数が少なくなるということになります。業界歴が長く運用力の高い広告運用者の人件費は高くなりますが、手数料が安い代理店ではこのような人材の確保が困難ですので、アルバイトや業界未経験の新人で人件費を抑えている傾向が強いです。
当然新人が広告運用を担当しても成果は期待できないため、リスティング広告で高い成果を出したいのであれば運用力がありサポート体制も充実している代理店に任せたほうがいいといえるでしょう。
成果を出すための代理店の選び方とは?
リスティング広告は売上に直結する広告サービスです。なぜなら数あるWEBマーケティングの手段の中で『今すぐに製品・サービスを探している人』に直接アプローチできるのがリスティング広告だからです。
そのため、安さにこだわって不透明で不十分な広告運用をされるよりも、手数料を出し渋ることなく相場の20%で運用力が高い代理店に任せて売上を増やしたほうが費用対効果は断然高いといえます。
また、リスティング広告は掲載結果がすべて数値で表れます。そのため掲載結果を分析して、改善施策を展開していくことで継続的にパフォーマンスを高めていくことができることもリスティング広告の最大の強みだといえます。
前述のように、格安の代理店では代理店との打ち合わせの機会や改善提案が実施されないことで、掲載結果の振り返りができないことは大きな機会損失となります。
そのため、代理店を選ぶ際にはしっかりと工数をかけて丁寧な代理店を選ぶことをおすすめします。代理店の選び方は以下のページでも詳しくまとめていますが、最低でも以下のポイントを押さえて頂くことで代理店選びで失敗するリスクを大きく軽減することができるでしょう。
・毎月打ち合わせや改善提案を実施してくれる
・運用担当者が窓口に立ってくれる
さいごに
繰り返しになりますが、リスティング広告は売上に直結する広告サービスですので、運用力のある代理店に任せて獲得数を伸ばすことができればその分売上も大きく増えることになります。
逆に、手数料の安さだけで代理店を選んでしまうと、工数をかけた適切な広告運用が期待できないことで多くの機会損失が生じてしまいます。
そのためリスティング広告を実施することで成果を求めるのであれば、手数料の安さではなく運用力やサポート体制で代理店を選ぶことをおすすめいたします。少しでも参考になれば幸いです。