動画埋め込み型のランディングページは「当たり前」になっていくのか?

2020.07.08
最終更新日 2020.07.08
動画埋め込み型のランディングページは「当たり前」になっていくのか?

WEB界隈では数年前に「動画」がトレンドとなりましたが、個人的にもここ数カ月でスマホで動画を見ることが増えていて、当たり前ですがYouTubeは動画を見る際には必ず動画広告が流れます。なので動画広告を目にする機会がめちゃくちゃ増えているんですよね。

ただ一方で、「動画LP」や「動画付きランディングページ」と呼ばれるような動画埋め込み型のランディングページを見かける機会はほとんどありません。一部のキャンペーンページや採用サイトのTOP等では背景動画が使用されていたりしますが、まだそこまで一般的にはなっていないような気がします。

実際に、様々な業種の広告用のランディングページをみてみてもそのほとんどが画像のみのLPだったりします。

そのなかで今後、動画埋め込み型のランディングページがどんどん増えていくよといった話題を耳にすることがあったので、個人的に考えをまとめてみました。

動画アプリの売上が急増。スマホで動画は当たり前の世の中へ

2017~2018年ごろに『動画』というワードがバズワード化し、いたるところで動画広告や動画LP、動画マーケティングなどをテーマとした記事を目にするようになりました。

そう考えてみるとYoutuberがテレビで話題になりだしたのが2017年あたりからだったり、2018年にはTikTokが日本の中高生のあいだで流行りました。SHOWROOMも2016年か2017年あたりからメディアで目にするようになったので、これくらいの時期から動画アプリが世間から注目を集めるようになったようです。

そして2020年に入り、コロナ渦で家にいる時間が増えたこともあって動画というものがもっと身近な存在になりました。先日発表された2020年のアプリの売上ランキングですが、TOP10内に動画アプリが複数ランクインしています。

2020年上半期の世界のアプリ売上高は5.4兆円に急増、新型コロナ需要で

YoutubeやTikTokといった動画共有サービスだけでなく、NetflixやDisney+などの定額制動画配信サービスも上位にランクインしています。

コロナの影響で生活様式がガラッと変わりましたが、スマホで動画を見ることが当たり前の世の中になったように強く感じます。

動画埋め込み型のページも少しずつ見かけるように

動画が身近な存在になっているなかで、企業のWEBサイトにおいても動画を使用したページを目にする機会が増えています。

特に、これまではページ内にYouTubeの動画が小さくポツンと設置されていて、気になる人だけがクリックして動画を開くようなケースが大半でしたが、最近では、ランディングページを開くとファーストビュー内で動画が自動再生されるページも少しずつですが見かけるようになっています。

ただ、動画が自動再生されるページであっても、現在はそのほとんどが『ブランド重視型』の動画が使用されています。ブランド重視型とは、ブランドのメッセージを伝えることを重視している動画を指します。

ここでは2つの事例を紹介しますが、この2つの動画もまさにブランドメッセージを伝えることを重視しています。

事例1
株式会社ジブンハウス 公式サイト
事例2
ザ・サンメゾン白金台 公式サイト

現在はほとんどが『ブランド重視型』の動画を使用していますが、今後は業界によっては「レスポンス重視型」の動画を埋め込むページも増えていくのではないかと思ってます。

例えばファーストビューに、スマホの縦向き全画面動画で15秒~20秒程度でサービスの特徴・ベネフィット・選ばれる理由などを簡潔に訴求するような動画を設置するといったものです。ひと言でいってしまうと、レスポンスを獲得するための動画ですね。

いまはこういった動画が使用されているページはほとんど目にすることはありませんが、今後はレスポンス重視の動画を使用したページも増えていくことが予想されます。

LPに動画を埋め込むとCV(コンバージョン)は増えるのか

動画制作会社が執筆している記事だと、CVが増える・CVRが上がるといったタイトルの記事がたくさん出てきますが、私の個人的な見解だと正直そこまで変わらないと思います。

通常のランディングページの検証を何度かしていて、勝ちパターンのランディングページができてしまっている場合には、動画を埋め込んだからといってCVが大きく伸びる可能性は低いかと。

特に、検索広告の場合は商材にもよりますが「今すぐに製品・サービスを探している人」や「積極的に情報を探している人」が多いので、LPで動画を見せるという行為がかえって離脱の要因になってしまうこともあり、検索広告とはそこまで相性は良くないように感じます。

ただし、逆にリマーケティング広告とは相性が合うのではないかと思っています。能動的に探している人よりも、いいサービスがあったら検討したいといった受け身な姿勢のユーザーには、まず動画を見てもらうといった行為は相性が合うので、リマーケティング広告であれば画像のみのランディングページよりもCVが伸びる可能性はあると思います。あとはサーチターゲティング・カスタムインテント・類似オーディエンスなどの準顕在層向けのディスプレイ広告とも相性は合うかと。

なので全体ではCVはそこまで大きく変わらないと思いますが、広告サービスやターゲティングの種類によっては動画埋め込み型のランディングページを使用したほうがCVが増えることはあると思います。

さいごに

今後のページへの埋め込み型の動画のポイントは、「自動再生」・「無音性」・「スマホ縦向き全画面動画」あたりになってくるとは思うのですが、レスポンスの獲得に特化した動画埋め込み型のランディングページを目にした経験がほとんどないため、もっといろいろなランディングページを調べて情報を集めていきたいと思います。

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